こんにちは
クリエイター応援企画『名作を埋もらせない』の#3です。
皆様、恋愛小説読んでますか?
もっと話の奥行きのある恋愛作品読んでみたくないですか?
え?!まじで?!ってなる恋愛作品、読んでみたくないですか?
ということで今回は、白桃吉先生の作品『年上好き彼女に好かれたくて気づいたら先生になってた』の紹介です。
カクヨム、小説家になろう、ノベルアップ+にて掲載されている小説作品になります。
本作の魅力はズバ抜けた『意外性』です。純粋なラブコメと思って読んでいると「ん?!」と驚くことになります。
それでは、紹介いってみましょう!
『年上好き彼女に好かれたくて気づいたら先生になってた』
作者:白桃吉
なろうはこちら
あらすじ
”高2から27歳教師になってしまった俺と、完璧だけど闇あり美少女の恋物語”
天川姫――才色兼備で学年一モテる彼女に、陰キャの俺は恋をしている。
ある日、天川姫が俺に一枚の紙を渡してくれた。そこに書かれていた文字は『お誕生日、おめでとう』。
その予期せぬ出来事に浮かれていた矢先、天川姫は10歳以上年上がタイプだということを知り、最高の誕生日は最悪の誕生日になってしまった。
その晩、放心状態の俺が心の中で「年上になりたい」と願うと――目覚めた俺は27歳の教師になっていた。
全84話、完結済みの作品です。
感想
本作はなんと「公開2ヶ月半で2.4万PV超え」を達成している名作になります。その数字だけでも本作が魅力に溢れた作品であることを表しております。(ノベルアップ+の方では日間1位の実績もあるとのことです。驚異的・・・。)
私自身、カクヨムの方では直接レビューコメントも投稿させていただきました。そのときのコメントを改めて使用させていただきますと・・・
ただのラブコメと思うことなかれ
タイトルだけを見るとどうしても、
「ラブコメはそんなに読まないから・・・」
「どうせ主人公とヒロインが終始いちゃついて、途中でライバルが登場して奪い合ってのハッピーエンドでしょ?」
と思われる方も少なくはないのでは?と思います。
本作の最序盤はドタバタラブコメの王道を思わせる展開が続きます。しかし、15話を境にして大きくこの物語は姿を変えます。
そして読み進めていく内に、この物語が壮大なスケールの世界観で描かれていたことを知ることになります。
その瞬間、鳥肌です。
ネタバレを避けるために詳細な言及をすることはできませんが、
なんと序盤の王道ラブコメ展開の中にも、伏線が張り巡らされております。その回収が始まる後半では
「え、あの発言はここに繋がってたの?!」
が、続きますので覚悟をしておいてください。笑
とはいえ、本作の根本にある要素は「恋愛/ラブコメ」であり、意表をつくことだけを狙った胸糞展開や、腑に落ちないイレギュラーなイベント等はありません。
白桃先生がその根本的なところを一貫して描いたからこそ、本作の魅力を最大限に引き出せているのでしょう。見事な技術力です。
以下、本作から少しだけ抜粋をさせていただきます。
部活 でも天川姫は目立っていないのか?
天川姫は間違いなく学校で一番存在感がある。
それにもかかわらず、普段から目立たない。それは、大勢が彼女を普通と認識することで、自らの存在を脅かされないようにしようとする、一種の集団心理から生まれているのだと思っていた。
では、
部活 ではどうだろう? どの部員も普通からは逸脱し、かなり目立つ存在だ。あえて天川姫を普通と認識する必要すらない。
だとしたら、天川姫が目立たない原因は、集団心理ではない――もしかして、彼女自身が意図的に目立たないようにしている?
でも、そうだとしたら理由は何だろう――。
「ほらみんな、アイスケーキが溶けちゃうから食べましょう」
「はーい、七ちゃん!」
「白鳥先生、でしょっ」
部活名と活動内容、
乙真珠がみんなにバラそうとしたこと、
唐草小豆と銀脇源の関係、
そして、天川姫が存在感を消す理由――。
いろいろな謎が残るが、どうやら俺の新しい学校生活が幕を開けたらしい。
強烈なメンツと、天川姫とともに。
年上好き彼女に好かれたくて気づいたら先生になってた『第9話 目立たない』
気になった方は是非ともご一読を!!
どんな人におすすめ?
例えば下記のような方々にはハマるのでは?と思います。
よく練られた複雑な設定をスッキリとまとめられておりますので、普段からあまり小説やライトノベルに触れられていない方でも、問題なく読み進めることができると思います。
終わりに
本作品の魅力は物語の意外性にあります。私がこの作品に初めて出逢った時は、一度読み始めるとなかなか止めることができませんでした。笑
つい先日完結した作品ですが、なんと白藍先生はもう次の作品を投稿し始めております。一体何者なんだ(笑)。またしても面白い作品を書かれていますので、リンクを貼らせていただきますね。
この面白さ保証いたしますので是非ともご一読ください!
本ブログへのコメント・読者登録も、ぜひともよろしくお願いいたします。
それでは、次回の作品でお会いしましょう。
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